2023年10月18日「ダンシングオールナイト」のもんたよしのりが朝自宅で倒れ72歳の生涯を閉じた。もんたよしのりについて調べてみました。40歳を過ぎると誰でもなる可能性のある疾患だそうです。それは何だったのか。
もんたよしのりの死因
死因は、大動脈解離です.詳細は専門書が沢山ありますので詳しくそちらを知りたい方は、そちらをお読み下さい。簡単に書きますと血管がダメージを受けて発症します。
血管は3層構造になっていて、その層の間に血液が入り、裂けてしまうものです.1番外側の血管壁が破れると出血で命取りになります。一刻も早く治療を要するそうです。
では、どんな症状になるかというと、何の前触れも無く、背中や胸、お腹や腰の痛み、痛みでも背中に杭を打ち込まれた様な激痛が走るそうです.
40歳を過ぎると、誰にでも起こりうる可能性のあるものだそうです。落語家の笑福亭瓶さんも、これでお亡くなりになっています。怖い病気なんですね。更にこの症状が発症すると、病院につくまでに約50%の人が亡くなってしまうそうで、一刻を争うものです。
そしてこれは夏よりも冬、夜よりもに日中に多く、特に午前中に発症するケースが多くみられるそうです。高血圧の人は要注意。
いずれにせよ、あの独特の歌声を生で聴くことは出来なくなりました。とても残念な事ですね。
大動脈解離で亡くなられた有名人(一部抜粋)
大杉 漣 2018年2月21日 (66歳)
大瀧詠一 2013年12月30日 (65歳)
阿藤 快 2015年11月14日 (69歳)
渡辺英樹 2015年7月15日 (55歳)
中嶋しゅうさん 2017年7月6日 (69歳)
塩屋」俊 2013年6月5日 (56歳)
三波伸介 1982年12月8日 (52歳)
手術を受けられた方
鹿沼絵里 女優
青木淳也 お笑い芸人
武川雅寛 音楽家
もんたよしのりの声
では、あの独特のハスキーボイスはどのようにして誕生したのでしようか。?生まれながら?いや、違うのです。波止場やガード下で大声を出して喉から血が出るくらい大声を出して、意識的に声をつぶしました。
それは他の人達と同じ、何の特徴もないものであったら売れない。他人と違う何かが必要と思ったのです。そして涙ぐましい努力の結果一か八かの勝負にでたのです。そして1980年、ここで人生の転機が訪れたのです。最後のチャンスと決意を込めてモンタ&ブラザーズを再結成したのです。
そしてあの「ダンシングオールナイト」が大ヒットしたのです。あの独特のハスキーボイスが、あの曲とすごくマッチした結果でしょうか。凄く良い曲だと思います。
沢山の受賞
その後の活躍では、沢山の賞を取っていますね。なかなか思うようにはいかなかった音楽活動、あきらめようとしても諦められず、頑張ってやってきた結果がこのような形で報われたのでしょう。その賞とは。
- 第22回日本レコード大賞金賞
- 第11回日本歌謡大賞 放送音楽特別賞
- 第13回全日本有線放送大賞
- 第10回東京音楽祭「スティーヴィーワンダー賞」受賞
などがあります。そして第31回NHK紅白歌合戦にも出演しています。このyぷは数々の賞や大舞台に立てることなど音月活動を始めたころには想像もつかなかったのではないでしょうか、
その後、1983年にコーセー化粧品の夏のキャンペーンソングとして使われた大橋純子さんとのデュエット曲「夏女ソニア」があります。大橋純子さんのあの素晴らしい高音の響きと、もんたよしのりさんのハスキーボイスとの異色コンビの曲があります。これもすごくいい感じの曲です。迄お聞きになったことのない方は一度聞いてみてください。ダンシングがきにいられたかたは、この曲もきっと気に入ることと思います。
そしてすでに亡くなられた西城秀樹さんにも「ギャランドゥー」を提供しています。これも西城秀樹さんの大ヒット曲となりましたね。西城さんは6年連続となる第25回日本レコード大賞金賞を受賞しています。これは、曲調としてももんたよしのりさんが自分の持ち歌としてもありますがピッタリの曲ではないかと思います。歌い方も二人には共通点があるようにみえましたね。
その他にも沢山の楽曲があります。例えば
- 赤いアンブレラ
- イエス・イエス・イエス
- DESIRE
- テレマカシ
- ホールド・オン・ママ
- デンジャー・ラブゴールデンスペシャル
- SONG OF MY HEART
- ブルースが聞こえる
等々沢山の曲があります。
その後1984年にモンタ&ブラザーズをかいさんして、音楽活動を一時休止しました。何の原因があったのかはわかりませんが、次への充電期間だったのかもしれませんね。
そして23年後、モンタ&ブラザーズを再結成し現在までの活動にいたる。9月26日には、NHKうたコンに出演して「ダンシングオールナイト」を熱唱したもんたよしのりさん、10月3日には再放送がありました。それから2週間後、まさかの帰らぬ人になってしまいました。
そして、この記事を書いている最中、もんたよしのりさんの後を追うかのように大橋純子さんもお亡くなりになりました。大橋純子さんのいつきましては、別途記事を立ち上げたいと思っています。
お二人のご冥福をお祈りいたします。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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